2019年09月01日

趣味としての習い事

「趣味で習い事」と言う言葉が一般的になってきたなぁと思います。
そういうのを否定しているつもりではありませんよ。
自分も始めるまではそういうものだと思っていた人でしたので。

しかし、三線を通して一番最初に気付かされたことでもあるので、初回のテーマをこれにしました。

「趣味」というのは、自分の好きなことを好きなように繰り返したり継続したりすることで、
例えば、プロ野球カードを集めるとか、編み物をするとか、電車の写真を撮りに全国を飛び回るとか。
最近、趣味って突き詰めるとこういうことだよね!
と思わされたのは、全国の自治体のマンホールの写真を撮っておられる方です。
「自分が好きでやっている!」と思って行うことは「趣味」だと思います。

「習い事」というのは、自分がやりたいことを選ぶというのは趣味と一緒にみえますが、
やりたいことに対して、誰かに「教えてもらう」「学ばせてもらう」こと
であると思います。

もうお分かりかと思いますが、「趣味で習い事」というのは、意味を間違えると、失敗してしまいます。
「趣味」は「趣味」。
「習い事」は「習い事」。
なんだと思います。


三線も楽器であるので、ギターなどと同じように始める時は「上達して楽しみたい」という気持ちが基本になると思いますが、
自分の好きなペースや考えで練習して楽しむのが「趣味」だと思います。
どんな曲を弾こうが、どんな風に歌おうが自由です。
上下関係や教えたり教えられたりすることを求めないことを軸に集まって活動する場所は、趣味の会や集まりであり、○○同好会やサークル、グループなどと名乗られていることが多いと思います。

逆に、誰かの知識や経験、そして指導を受けて、練習して楽しむのが「習い事」だと思います。
そういう視点で集まって活動をする場所は、習い事の会や集まりであり、○○教室や会、サークルなど名乗られていることが多いと思います。

つまり、練習して楽しむ、という点では同じですが、
自分の考えやペースが軸なのか、
誰かの知識や経験を学ぶのを軸とするのか、
が「趣味」と「習い事」の区別になると思います。

それぞれに求めるものや取り組み方があるので、スタートを切る時に考えを仕分けをしておくことは大事だと思います。




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Posted by みゃーく代表 at 00:29│Comments(0)コラム
 
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